昨夜は、
はっとするほど、夜空が澄んでいて、
とても鮮やかでダークなミッドナイトブルーだった
どんなに、その景色が、いつもと同じ見慣れたものでも、
遠い昔に見たはずのない景色だとしても、
心の深い場所で、懐かしい想いがこみ上げてくる瞬間がある
空には、オリオン座が大きく輝いていて、
ほかの星も、沢山瞬いていた。
これだけ明るい東京の空の上にだって、
こんなに星が瞬いている。
こみ上げた懐かしさは、きっと
地球がまだもっと若かったときから繋いできた
魂の記憶を、素直に感じているのだろう。
思考をとめて、ただ感じるままに
宙を漂うこと
同時に、この地球と力強く繋がっていること
私たちの魂は、遠い昔、
それを、今よりもっとしっかりと、感じていたのではないだろうか
早朝
窓を開けて、その美しさに歓喜した
空とビルの間にすーっと広がるオレンジ色
まだ暗い、空ける前の空と溶け合う、ちょうどその時
心にすーっと新鮮でおいしい風が運ばれてくるようだった
この東京でだって、毎日、風は生まれ変わっている
その後、まるで山みたいに、オレンジ色がまあるく膨らんだ
地平線の向こう側から、ジンジンと、やってくる
今にも飛び出しそうに震えている
それから、
震えるオレンジ色は、一瞬にして爆発した
音もなく、真っ白な光が、正面からまっすぐと
それは、とても柔らかくて力強く、
歓びの光で、満たされて行くようだった
澄みわたる、青い朝
たまらなく気持ちのいい空気は
古くて新しい東京の街の
澱みを洗っている
踏切は、いつものよに閉まっている
迷わず歩道橋をのぼり、
ふと、空を見上げたら
真っ白な大群が、
太陽に吸い込まれるように、飛んでいた
何年も東京にいて、始めて見る光景だった
あまりにも沢山いる白い群れの先頭には、
そのほかの3倍以上ありそうな、大きな白
白い群れは、太陽の光を受け、きらきらと輝き、
空の色に溶けてしまいそうだった
もしくは、太陽に溶けてしまいそうだった
その旋回の仕方は、あまりにも美しく、
涙が零れそうな、
不思議な感動に包まれた
私は、朝の慌しい時を忘れ、ずっと空を見上げていたけれど、
忙しく行き交う人たちの中に、空を見上げる人などいなかった
あれは、もしかして天使だったのではないかしら?
そういう感覚が、やさしく柔らかく心に残っている
aloha
Ryoco
追記:
先日、詳しい事は書けないけど、全く同じ職種を取り扱う二つの会社の人と接する機会があった。
内容に大差はないのに、こんなに感じ方が違うのかと驚きの発見があった。
一方は、威圧感を与えるばかりで、何か根本的なズレを感じずにはいられなく、
得られるよいものは何も無いようにすら思えた。
一方は、喜びに満ちていて、多少辛くても喜びを見いだして行けるように思えた。
それは、ひとえに、そこで働いている人が、どれだけ楽しんでいるかという事に尽きるなあと思った。
どんな仕事でさえ、そこで働いている人が、喜びを見いだせているならば、
そこに流れる空気は、あたたかく、明るく、光に満ちているのだろう。
どこか、根本的に間違った考えに固執していると、全体がそのような空気に汚染され、
表面所は明るいようでも、中身がスカスカで、何処か淀んでいて暗い感じがするのだろう。
その、両方を見ることができて、とても勉強になった。
目に見えて違うし、ビシビシと感じられる差だった。
全くおなじ業種とは思えない程だった。
淀んでいて、どこかギスギスしている会社は、会社全体で、
深い気づきと学びが訪れるといいなあと思う。
当たり前と思っている事の中に、間違っている事が沢山含まれている事、
そのことに、気がつく機会がありますようにと、心から祈っている。
そして、魂の底から、喜びの笑顔が生まれればいいなあと思う。
私は、会社経営の事なんて分からないけれど、
やっぱり、愛がない会社は、いつかは破綻するのだろうと思う。
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