『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』を観に行ってきました。
きのう、ふとしたきっかけで、長い間放置していた問題の決別を決意したり、つくる事に対して色々と膨らんだりと、内面的に色々と静かに爆発していた反
面、一夜明けて、会社組織という、正しくないけど当たり前に正しい事になっている、おかしな概念が膨らんでいる、絶望的な彩りの溢れる現実に堕ちそうにな
りながら(何にも考えなければ、居心地のいい温かい場所なんだろうけれど)、それでも、ええい!こういう事に目をそらすんじゃなくって、しっかり見つめてそれを突破していかないと!なんて、自分を奮い立たせたりしていた
のだけど、雨模様のせいもあって、やっぱりどうしても、少し、気持ちが下降気味だった。
でも、やっぱり今夜は観に行くって決めていたので、行って来ました。
観に行って良かった。
キャスト全員に、本物の魂がのりうつっているような、差し迫った演技だった。リリーさんの物語だから、笑えるエピソードも沢山あって、劇場は何度も笑いに包まれたりもしていたけど、やはりこの物語が深く心を打つのは、親子の物語だからだろうと思う。
特に、母と言う存在。
私は、つい最近、その宇宙よりも広くて深い大きな母の愛情を全身で受け止め感じるっていう出来事があって、とてもそれが力になったばかりだったので、そのことを重ねて想った。そして、身体中が熱くなり、涙がこぼれました。
この映画は、リリーさんの話だけど、見る人それぞれの、心の中に在る物語を、自然なかたちで引き出してくれるそんな物語なんだと思う。だから、小説の方は、立ち止まってばかりで全然進みません。本当に、色々思っちゃうから。
とにかく、とても魂のこもった、いい映画でした。
女一人、夜更け、涙顔で歌舞伎町を歩くのはちょっと恥ずかしかったなあ。
雨が降っていてよかった!うふふ。
[いいですね] ぼくも、母の壮絶なガンとの闘いを思い出して……。
樹木希林さんに“日本の母”を見ました。
投稿情報: mousato | 2007/04/19 11:12
そうだったんですね。
それは、とても苦しい出来事だった事でしょうね。
私の両親は、まだそういった病気にはなっていないし、健康ですが、ふと、もし病気になったらとか、死んだりしたらとか考えると、誰にでも平等に訪れる死で
あるにもかかわらず、自分には無関係な気がしてしまいます。本当は、無関係だなんて思っていないにもかかわらず、ありえない!って思ってしまいます。
そんな心の葛藤もあったりと、とても重みを感じる映画でした。
樹木希林さんは、本当に素晴らしかったですね。
投稿情報: Ryoco | 2007/04/19 23:14
[いいですね] 私も実は観に行っちゃった。
上映中オカンの料理が食べたくて、何度もお腹がなってしまった笑。
明日は実家へ夕飯を食べに帰ろうかな。
私の母も無償の愛ってやつを知ってるような人。
やっぱりこの映画を観て思い出すのは「母」だよね。
いつかはかならずくる別れを覚悟しつつも、
いつまでも母に甘えてばかりの私です。親孝行せな〜
投稿情報: miyu | 2007/04/20 00:56
そうだねえ〜
お母さんって、本当に凄いよね。
本当に無償だからね。
あと、母親って、特に男の子にとっては特別な存在なのかもなあって思うわぁ。
親孝行しなとね!
投稿情報: Ryoco | 2007/04/20 23:39