夜に向かう雲間から
まるで蛍光灯が最後に切れてしまうときの
静かな抵抗みたいに、
ピカッピカッと光り出し
次第に空は暗くなり
光だけが東京の空で遊んでいる
その光とともに、
冷たい風が街を駆け抜け
部屋のカーテンを揺らしている
そのうち、雨を連れてきて
熱しきった東京の街へと降り注ぐ
雨の音が激しくなるとともに
光は音を連れてきた
稲妻を轟かせ
暴れている
なんとなく
夏の終わりを告げられているようで
気持ちのいい風を受けながら
少し切なく、甘美な気持ちになる
道路を走る車の音も
少し寂しげだ
さてさて。
そんな火曜日、みなさんお元気ですか?
コーヒー店で働いていた時に、とってもお世話になった、とってもチャーミングで聡明なミズホさんが、
無事赤ちゃんをご出産されたということで、東京の空を眺めながら、遠い空の下でにっこり笑うミズホさんと赤ちゃんを思い浮かべています。
おめでとう!!
週末、やまごんと高尾山へ行ってきた。
ビアガーデンに行きたいねって話をしていたら、
昨年行くことが出来なかった高尾山に行こうという事になった。
夕方、都心から小1時間で着いてしまう高尾山は、
とっても気持ちのいい山だった。
訪れたのは、久しぶりだったので、色々と新鮮だった。
ビアガーデンは、整理券を配っているくらい大盛況だったけど、
1時間くらい待てば入れるという事だったので、近場を散策してみることにした。
私は、バッチリ登山の格好をして行ったので、やまごんには散々笑われた。
先日、短く髪の毛を切ったばかりなので、まるで中学生みたいではないだろうかと、
一ヶ月後に控えたハワイ島行きもあることだし、ちょっと心配もしていたけれど、
かわいい!と褒めてくれたので、ここは素直に喜んでおいた。
でも、実はMieに紹介してもらった今の美容師さんには、ただならぬ信頼を寄せはじめている。
今までに出会ったことのないような人で、普通そうに見えて、本当に不思議なキャラクターを持っている同い年なのだけど、任せておけばそつなく切って行く。
何と言うか、こちらが何にも考えないままに、はいできあがり!みたいな感じなのだ。
特に色々言っていないのに、私のコンプレックスに感じている部分を上手くカットしている
これは、天職というものなんだろうなあと、感じた。
彼に関しては、まだまだ謎が多いので、まだ暫く通って切って頂こうかと思っている。
でも、ひょんなきっかけで今の人に切ってもらったけれど、決してちょっと前までの美容師さんが嫌だから変えたわけじゃない。彼とも旅の事とか色々お話ししに行きたいなあと思うけど、どうやら、今の美容師さんのマジックから離れられなくなっているようです。
と、話が急に脱線しちゃったけど、
高尾山の散歩は本当に気持ちが良かった。
ハイキングについては、確か去年は、乗り気じゃなかったような気がするやまごんも、「気持ちいいね〜〜!」とご満悦だったので、とっても楽しかった。
やまごんが、滝が気になるというので、近そうだから行ってみようかという事になって、ちょっと狭いトレイルコースに入っていったのだけど、途中から、
こ、これって超上級者向けじゃん!っていうような、まるで崖を歩くみたいな道になってしまい、柵も何もないので、お尻がす〜っと竦んでしまって、「こわい
よ〜〜!あんなの通れるわけないじゃん!」と言いながら、そろそろと戻ってきた。
いやあ、恐るべし!
でも、もの凄く短い時間だったのに、凄いアドベンチャーを成し遂げたような気分になって、なんだかいい知れぬ爽快感だった。汗もすご〜くかいたけど。
ビアガーデンは、とってもよい眺めで、山から吹く風も気持ちよく、料理も豊富で美味しかった。
意外だったのは、ケーキがとっても美味しかったこと!手作りだそうです。
2時間なんて、あ〜っと言う間で、何を話したっけ?というくらい早かった。
帰りに夜景を見ようと階段を少し下りたら、東京の街が一望出来て本当にきれいだった。
それにしても、その一番きれいな場所が、トイレってどうなんだろう・・・
帰りのケーブルカーは一番前に行ってみたのだけど、窓が開いていて、凄く気持ちのいい夜風が入ってくる。
発車すると、暗闇のトンネルに急降下。
これがまた、かなりスリリングで、何だか夏休み満喫している小学生みたいな気分になった。
森独特の香りを、たっぷりと吸い込んだ。
となりに、無理矢理入ってきた、ちょっとテンションの高い大人の男性が、それこそ小学生みたいにはしゃいでいて、私の頭上で、気持ちのいい風に吹かれな
がら、散々感想を口にした後に、小林旭の熱き心に?を歌い続けていたのが耳から離れなかったのが、玉に傷だった。すっかり、私の頭の中で小林旭が抜けなく
なってしまいました。うっかり口ずさんじゃうじゃないの!
そういえば、
やまごんが、しきりに
「ハワイに行く前に、もう一回会いたい」
と言っていたけれど、
何も、私は行って帰ってこないわけじゃないのだよ。
(でも、近いうちに、下北にいこうね!)
とはいいつつ、この前の、チャイナエアラインの爆発事故には、正直恐怖を感じました。
今まで、飛行機を怖いと思ったことはなかったけど、死ぬことだってあり得るんだと実感したと言うか。
だけど。
ちょっと怖いけど、その時はその時だわ!
一瞬一瞬、死を背負いながら、精一杯生きないと。
何をやるにも、死ぬ気で行かないとなあと、改めて生きていることが奇跡みたいなものなのだと実感している。
もらった命、大切に開かせて行こう。
本当は、みんな、
日常の、ちょっとした事だって死ぬ気で決断して行くべきなんだ。
そんな大切なことを、現代は忘れがちだ。
当たり前にあることの、儚さを常に感じていなければ。
夜空は、まだ光りながら叫んでいる。
愛しい秋がくるのだ。
愛しい季節ほど、せつなく、恋しく。
今、
もの凄い叫びとともに
空が割れた。
夏の終わりに、
こうして生きて、
感じ、考え、
学べることの喜びに感謝しよう
Love,
Ryoco
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