電車の中で、とってもかわいい光景にくぎ付けになりました。
おっきなお父さんとまだ3、4歳の外国人親子。
坊やは、絵本を抱えながら、空いてる席にぴょんって飛び込むと、もう随分と読み込んでいるその絵本をめくり始めた。
私は、その光景を遠くから見ていたんだけど、絵本の内容がちょっと斬新だったから、ついつい近くに行って覗き込んじゃった。
それは、ページをめくるごとに女の人のお腹がどんどん大きくなって行くっていうものなんだけど、右のページは2重になっていて、それをめくると、裸(下
着はつけている)バージョンの女の人が立っていて、下腹の辺りはさらに奥まで描かれていて、子宮の様子が分かるようになっている。
それを、凄い速さで確認しながらめくって行く坊や。そして、最後のページになると、大きなお腹の中には赤ちゃんが浮かんでいる。
その最後のページを、何度も裸バージョンをめくったり閉じたりしながら確認したかと思ったら、逆さにして見たり、もうとにかくじっくり見ている。まる
で、校正をする人みたいに、前のページと最後のページを凄い速さでめくって違いを確認してみたり、もうとにかく不思議なんだろうな。何度見ても。
たった二駅しか乗っていないのに、何度も読み返していた。
どんな気持ちで見ているんだろう?
私は、その男の子にくぎ付けでした。
そして。
私と同じ駅で降りるらしい親子は、ドアが開く前に入口に詰め寄っていたんだけど、ちょうどそこに立っていた女の子の洋服が妊婦でも着れそうなふわっとし
た服(最近多いですよね)だったのと、もしかしたら妊婦なのかも知れないのだけど、その人のお腹が若干太めだったので、まるで今の絵本がそのまま目の前に
現われたようなものだったから、すっかり男の子は夢中になってその女の子のお腹と顔をかわるがわる見つめていた。
その様子を見ているだけでも、坊やのテンションがかなりあがっているのがわかった。
『ねえ!この中に何が入ってるかボク知ってるよ!ねえ!』(英語の分かる方は英語で)
いかにも、そう言いたそうな顔だった。
いやあ、その一部始終を見ていたのは、お父さんでもなく私だけだったのだけど、こんなにわくわくしている子の心の動き、もう本当に溢れんばかりのパワーをまき散らしているのに、あんなに人がいるのに誰も気がつかない(気にしていない)ものなんですねぇ。
本当にかわいかったなあ。
これは違う話だけど、先日も、よく同じ駅で朝見かける、すっごく仲のいい母子に、帰りにも会っちゃったんだけど、その母子の知り合いなのか、坊やはもの
すごい長身の外国人の肩に乗せてもらっていて、もうおもいっきり大はしゃぎ!降りてからも、興奮覚めやらずで飛び上がって催促している。
子供って、本当に嬉しそうにはしゃぐんですよねえ。見ているだけで、こっちまで心がはしゃいじゃう。
かわいかったなあ。
それにしても、その親子にはその時久々に遭遇したんだけど、ちょっと見ないうちに大きくなっていたなあ・・・子供の成長って本当に早いですね。
さて。
ストレスなのか、蕁麻疹が出来たとか、周りの友達の中でも色々な症状が現われているみたいだから、みなさんも気をつけてくださいね。
今日の、たけしの怖い病気の事を紹介する番組で(いつもは見ないんだけど今日はたまたま見てしまった)、ストレスからくる鬱病のことをやっていたんだけ
ど、まあ、いつも思うけど、あれはちょっと大げさなんじゃないかって思ったけど(あんまり病気病気って騒ぐのも良くないと思うし)、ストレスって侮れませ
んよね。
その内容を私に当てはめてみたら、友人の死、大切な人との別れ、仕事や住む環境・・・等々、大きな環境の変化がずっと続いたり・・・私がここ数年体験してきたことだけでも、もう重度の鬱病になっていても可笑しくないらしいですよ。
鬱?かも、病気かも、とか、身体が危ないな、とかは感じたけど、そこでなんとかしないとって道を見つける強さはあるのかも知れないなあって思います。必ず治すって言う気持ちだけは強かったんだろうなあ。
私は、心を訓練して行けば、鬱には負けないでいられると思うけど、それに気がつくまでに時間がかかるのが人間で、そこが実はとても難しかったりするものなんですよね。
チベットのように、小さい頃からチベット仏教のような教えが近くにあれば、笑って乗り越えられることでも、日本のように、情報が溢れ過ぎた世界にいると、だんだん何がいいのか分からなくなってきて当たり前かもしれません。
いいと思っても、違っていたり、やがては選択の仕方が分からなくなって、知らないうちに闇雲に生きてしまったりしているのが、現代の私たちの哀しい姿な
んじゃないかなあって思います。だけど、そんな哀しさを背にしているからこそ、面白く生きてやろうって言う気持ちが必要だなって思います。
とにかく、鬱病になるなって思ったら、心を見つめなおそう!
鬱なんて怖くないから、大丈夫。みんな平等に生きる価値のある尊い命を持っているんだから。
自信なんて持たなくてもいいから、変な心配しないで平気な気持ちで、自分を開いて行けたらいいね。
肩の力を抜いて、深呼吸をして。
愛を込めて
Ryoco