すっかり気持ちのいい気候になってきましたね。
すっかり秋の気分満載な週末、いかがお過ごしですか?
今日は、祖母の17回忌でした。(母の誕生日でもある)
私の祖母は、養女で、その先の先祖が全く不明です。
見事に誰も知らないようで、謎は深まるばかりです。
ちらっと聞こえてきた話では、ある画家の娘ではないかと言われていたそうだけど、結局の所分かっていません。
祖母の育ての親は、地元ではとても頼りにされていて、とても顔の広い方で、トラジロウさんというお方。
母がまだ幼かった頃、不慮の事故で突然亡くなってしまったそうです。この事件も、凄いエピソードなのですが、これはまたお話しする機会があればお話ししようかなあと思います。
恐らく、そこで死なずに生きていたら、祖母のルーツも分かったかもしれませんが、結局の所、分からない運命だったと決着を付けざるを得ない。
私は母の幼い頃の話が好きだ。
当時の情景が、まるで体験してしまったかのように、いきいきと想像出来る。そして、それは、今となっては失われつつある(もう失われているかもしれない)光景で、だからこそ一層いきいきと心に届いていたのかもしれない。
祖母は、なんでも作ってしまう人だったらしく、豆腐や、ちまき、蕎麦にうどんに・・・もうなんでも一から作っていたそうだ。母の小さい頃は、よく知らない人が宿泊しに来る事があったそうで、母はそれがあまり好きではなかったようだ。恐らく、季節限定の民宿みたいなものをやっていたのだと思う。
トラジロウさんは、土地持ちだったそうで、その広い土地の一部を畑にして野菜なども作っていたそうだ。作るのは、そういった食べ物にとどまらず、幼い頃その話を聞いていた私は、祖母が魔法使いみたいに思えた。
とにかく、何だか私にしてみたら、夢のような話ばかりだったのだった。
トラジロウさんの死後、その所有する土地は国に没収されてしまったのかなんなのか詳しい事は分からないけれど、土地は大分減ってしまったらしいが。
私が知っている祖母は、もうすっかりそれらの生活からは引退していたし、晩年はくも膜下出血で倒れた後遺症で少しぼけてしまい、細かった身体はかわいいかんじに太っていたので、昔の色々な空気を読み取る事はできなかった。
だけど、今年に入って本当によく祖母の事を思い出していた。
17回忌だったからなのかなあとも思うけど、とにかく、祖母がとにかく走り抜けたその時代の輝きを、想像でしかないけれど、私の中では忘れないでおこうと思っている。
人の命は不思議ですね。
生きている時は本当に色々あるのに、死んでしまうと、だんだん忘れられて行くのだ。
どんなに素敵な人であっても、100年したら、誰も思い出してくれる事もないかもしれない。
そんな「わたし」は、存在しなかったみたいだけど、決してそうではないという事が、感覚の話になってしまうけど、はっきりと理解出来る。
とにかく、祖母の先の分からない先祖は、記録にはないけど、確かに存在するわけで、私の肉体はその流れで誕生した。私の魂がどうしてここに結びついたのか、それには必ず宿命と言う枠で語られる理由があるのだろう。
誰しもあるそういう宿命は、きっと魂の因果に繋がっているのでしょうね。
運命を変えて行くには、宿命をしっかり見つめ、しっかり受け入れていくことが大切なのでしょうね。
おばあちゃん、そちらのせかいはどうですか?
どうか、私たちをそっと見守っていてね。
いつもいつも、ありがとう。
Love,
Ryoco
追記:
今日は、久しぶりにマルイチへ行けた!
とっても涼しかったからか、お客さんがいっぱいだった。
「あ、こんにちは〜」「おひさしぶりで〜す」
ニコニコ
いつだって、ここは素晴らしい場所だ。
追記2:
高校生の頃、母に留学(写真関係だった)を猛烈に反対されたとき、何故か素直に日本にとどまった私。
結局、それから先の出会いや経験について考えるとそれでよかったのだとは思っているけれど、
ずっとそれ以来、のびない英語力。
今度こそ!と思うのに、いつの間にか忙しさにまみれていたりと、いっこうに喋れるようにならない。
というわけで、毎日少しずつでも英語に触れて行こうと決意した次第です。
小さい頃から、色んな国の人と話がしたいと、思っていた頃を思い出したんだ。
英語だけ喋れても駄目かもしれないけど、英語すら満足に話せないなんて、つまらないものね。
・・・がんばろ〜。何事も、日々の積み重ねです!
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