月曜日の夜、特に観るつもりはなかったのに、BS2でやっていた『グラディエーター』を観た。
洋画で、ほんの少しだけ英語のヒヤリングでもしようかと思ってチャンネルをまわしたのだけど・・・
私、基本的にえぐい映像はだめで、日本のホラーは結構平気だけど、内臓が出てきたりするのは本当にダメ!!そういうタイプのホラーもダメ。(『ジョーズ』や『エイリアン』なども)
戦争ものでも、そう言う場面があるのはダメ。
もっと言うと、自分のからだにメスを入れるのも、内視鏡カメラもダメ!
何故か分からないけど、血というか、切ったりして中身が見えたり、肉体が切り離されたりしてしまうのがダメなのだ。
内臓に弱い。本気で弱い。
私の、胃カメラなんて、本当に命がけだった。
あのときの、看護士さんとお医者さんの前で見せた、みっともなさを凌駕する日が、今後来ない事を切に祈っている。
(だって、診察してくれた先生は、私が必死に「全身麻酔できますか!!??」って聞いたら、もちろんって言ってくれたから、その気でのぞんだのに、当日の看護士さんが「からだに悪いから、やめなさい」「みんな部分麻酔でやってる。大丈夫だから」「私がついているから」と、頑なに全身麻酔を反対するから、意識があったのが運のつきだった・・でも、それでよかったのだと思いたい。
私は、この看護士さんがいなければ生きて行けない!と言うくらい、あの時間は大粒の涙を流しながら看護婦さんにしがみついていた。本当に怖かった。恐ろしかった。情けないですねえ。頭では分かってるけど、本能的にどうしても内臓をいじられるのはだめなのです。リアルに感じ過ぎちゃうのがいけないのだろうけれど。。)
昔よりは、そう言う事に少しは怖いと思わなくなってきたかなあと(少なくとも様々な形で見る機会が数回はあるわけだし)感じていたけれど、やっぱりダメなんだ〜っていうのが、『グラディエーター』で証明された。
あまりにも、人が殺されすぎるのだ。
日本もそうだけど、昔の人間界では、公の場所で人を殺したりすることがあったのだろうけれど、小さい頃からそういう歴史なり映画なりテレビなどを見る度に、今の時代に生まれてよかったと思ったものだ。そう言えば、『ベルサイユの薔薇』でも思ったっけなあ。
ラッセル・クロウ扮するマキシマスが剣を振るうシーンは、本当に命がけで、ちょっとこれはきつい・・・と思いつつ、ホアキン・フェニックス扮するコモドゥス皇子の悪くて何処までも哀しすぎる演技に、吸い寄せられるように、テレビにくぎ付けになってしまった。
私は、夢中になると全身全霊で観てしまうので、映画が長いと体力がなくなってきてしまう。
特に、こういう殺しが入ってくると、きつい。ぐさぐさと自分も刺されて叩かれている感じになってしまう。
ちょっと長いなこの映画・・・と思い始めた頃、急にお腹に激痛が走った。
私は、大人になってからは、あまりお腹を壊さないほうで、特にここ最近はそうだったから、嫌な汗がいっぱいでてきた。
痛みの程度は、「神様、おれ、酒も女もやめます!!」と神様に本気ですがり、のたうちまわる程ではなかったのだけど、これ以上観ていたら、お腹が悪化するかもしれない・・・と思いつつも、チャンネルをまわす事はできなかった。
結局、お腹を抑えながら、こっちも必死になって闘いながら観た、『グラディエーター』。
あまりにも、コモドゥスの最期がいたたまれなかった。お姉さん、もう少し愛してあげてほしかった。せめて、遺体に触ってあげるとか。もう、そういう事は入り込む余地がない程に、深い深い溝が出来てしまったのだろうなあ。
何で、全く今まで観ようと思った事のなかったこの映画をこんなに必死に観ることになったのだ。
謎はつきないけど、このお腹の痛みは、絶対に、あの映画の様々な残虐シーンを観過ぎたせいだと思う。
その後、ちゃんと寝たのだけど、夢まで何となくあの映画の世界を引きずっていた気がする。
残虐なシーンはきつかったけど、ラッセル・クロウが将軍っぷりを発揮するシーンは、めちゃくちゃ凄い状況に挑んでいく、死を背にした、失うものは何もないという迫力には、本気で熱くなってしまった。
ついつい、無理なのに、将軍について行くぜ!っていう闘志が生まれてしまいました。
・・・単純だ。
そんな、人間の底にある本能的なものが、彼の演技によって引き出された気がした。やっぱり、主演男優賞をとっただけの演技だったと思う。
でも、一番印象的だったのは、ラッセル・クロウの目だったなあ。
どこまでも深い薄浅葱色というか。泉みたいで、美しかった。
ああでも。
お腹の調子は、今日もまだあまりよろしくない。
なんとなく、痛い。。
大切なお腹が調子悪いと、ハワイ島行きが、いまいち盛り上がらないのが辛いところだ。(笑)
せっかく、連休でちょっとはデトックス出来た感があったのになあ!
以上のことを、勝手に、一時的な病、『グラディエーター』痛と名付けてみました。
私は、そんな極度の内臓恐怖症だけど、
人生で2、3回・・・それ以上かな?それはそれは、凄い内臓が主役の夢を見た事がある。
映画や実際の内視鏡程の、実質的な怖さはないのだけど、現実では絶対にありえない程の場面がくり広けられ、夢とは思えない程もの凄くリアルで、夢から覚めた時に、真剣に「夢でよかった!!!」って思うの。
殺人とかそういう、憎しみとかは介在していない夢だから、心情的には乱れてない気がするけど、何しろ、もの凄く鮮明なカラーな夢なのだ!
やっぱり、こわい〜〜!!
・・・
こんな日記になってしまったのも、『グラディエーター』痛(という病)だと思ってお許しください。
そうだ。
ホアキン・フェニックスは、本当に素晴らしい俳優になったんですね。
まだ子どもだった頃の、『SpaceCamp 』の頃が懐かしいなあ、としみじみしてしまった。
私は、リバーの大ファンで、今でもとても大好きなので、もういないことを思うと、心がとても傷むし、かつて、訃報を聞いた日の、教室の風景も覚えている程だ。私は窓際の席で、窓からは、太陽がやわらかく降り注いでいた。
本当に、ショックだった。
もし、彼が生きていたら、どんな作品に出ていただろうかと思ってしまうのは、ナンセンスだけど、時々思い出すと、寂しいなあと思いつつ、そんな事を考えてしまいます。
特に、キアヌとか、ジョニーとかを観ると思い出す。
ホアキンには、リバーとはまた違った、本当にぞっとするほどの素晴らしいきらめきがある。今後が楽しみだなあ。歳も近いみたいだし。
昨夜は、三日月がとてもきれいだった。
光の周りに、ぼうと白い膜が出ているようで。
写真にはうまく撮れなかったけど。
追記:
少し前に、新しいiPod が発売されて、そのちょっと前に買おうかとして、お金がないから思いとどまって本当によかったなあと思った。
だって、今回はいきなり80Gだものねえ!
ほ、欲しい・・・
追記:
父が、時々送ってくれる、我が家の猫、クララ&ゴン親子の写メール。
今日のは、ふたり仲良く顔をくっつけていた。
ああ、抱きしめたい〜
追記:
私が今毎日のように聞いている、英語のCDは、凄く笑える。
My name is Michinishi.(私の名前は道西です)
・・・え!この名字、凄く珍しくない!?
とか。
一瞬戸惑ったりする場合が結構ある。
あとは、矢継ぎ早に次のダイアログに移って行くのだけど、さっきは、1万円を貸していて、返すのはいつでもいいよって気持ちよく言った人が、暫くすると、めっちゃ怒っていて早く返せ!って言っているとかね。
お悔やみを丁寧につらつらと言っているのに、凄くつめたく「thank you」と言い放ったり。
あとは、私の性格的に、絶対にそんなケンカ腰な会話はしないわって言うのが、多い。非常に!(笑)
時制のバリエーションは色々あるでしょ。それを自然に使いこなしているって凄いなあ〜略したりすることが大半なのも、難しい。
日本語もままならないくらいの子どもに戻って英語に触れたい。
追伸:
メッセージのお返事、少々お待ちくださいませ!
よい夜を!
Ryoco
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